私はスリランカのParadeniya大学を卒業して、2006年にエンジニアとしてゼノー・テックに入社しました。入社した時は、日本語を話すことも出来ず、金型に関してもほとんど知識がありませんでした。しかし、エンジニアとして多くの経験をさせてもらったことで語学力や技術力を身につけることが出来ました。また技術的な事だけでは無く、営業部門での仕事も経験し、現在ではアメリカやヨーロッパのお客様を担当しています。
また私は技術開発部に所属しており、製品や金型の設計に携わっています。その中でCAD、CAE(シミュレーション)を使い金型設計を行ったり、時にはお客様の工場で試作に立ち会ったりといったことを行っています。
2016年の4月からは、岡山大学の社会人博士課程にPHD(博士号)取得を目標として通っています。
ゼノー・テックは将来のために様々な課題へのチャレンジや貴重な経験をさせてくれる家族の様な存在であると言えます。
私は製造部でワイヤー放電加工機を使用して金型形状を切り出す加工を担当しています。
0.001mm単位の高い精度が要求される為、加工寸法にはとても気を使います。日々確認を怠らない事を念頭に置いて作業に当っています。
当社は中国、マレーシア、インドネシアにそれぞれ工場があります。以前技術指導という形で3ヶ月間の海外出張を経験しました。海外では日本と違い仕事上の環境が整っていなかったり、言語や習慣の違いで現地のスタッフと上手くコミュニケーションが取れないなど苦労を感じる事もありました。しかしその中で仕事が上手くいった時の感動は日本では味わえないものでした。海外出張での経験を生かし、今後も技術者としての腕を磨き続けていきたいと思っています。
現在私は西大寺工場の製造部で電極・直彫グループでマシニング加工を担当しています。金型の形状加工は公差も非常に厳しく、高い加工精度を要求されますが、その分やりがいもあり勉強の毎日です。
入社して以来、一人の先輩にものづくりの大変さや楽しさを教わってきました。入社から10年以上の月日が経ち、仕事への取り組みや加工技術に対しての理解度も高まっていますが、その先輩の仕事ぶりを見ていたら、自分はまだまだその域にには達していないなと実感しています。その先輩の背中に追い付き、いつの日か追い越せる様に、日々加工機の前に立っています。
また、自分たちが加工した金型が直接一般の方の目に触れることは無いのですが、その金型を使って作られた部品が使われた自動車や家電製品を見ると感慨深いものがあり、よろこびを感じています。
休日には会社の仲間たちと趣味のゴルフを楽しんだりして交流を深めています。ゴルフコンペでの入賞を目指して仕事と同様に日々練習を重ねています。
私の所属する品質保証室は出来上がった製品が図面の通りであるかを検査します。
すべての製品の品質をミクロン単位で保証すること、そしてお客様のニーズに合わせた検査をすることが私たち品質保証室の務めです。
入社当時は、この繊細で責任の重い仕事に戸惑うこともありましたが、リーダーの丁寧なご指導のもと実務経験を通して検査の知識を身につけることができました。
また、グループ内の人材育成の為、海外社員の研修を毎年数名ずつ西大寺工場で行い、更に定期的に海外にも出向き、ものづくりの基礎から品質保証のノウハウまで幅広く指導しております。
私もかつてはゼノー・テック・マレーシアからの研修生でした。
2008年ゼノー・テック・マレーシアに入社し、2009年と2012年に2度の
1年間の研修を経験しました。
当初は言葉の壁、日本人の仕事に対する考え方や文化の違いにつまずき不安もありましたが、各部署の先輩方は私を温かく迎え入れ熱心に教育してくださいました。
私にとってこの研修で学んだことが仕事に誇りを持ち、やりがいを感じるきっかけになったと思います。
これからも「ゼノー・テックの製品は信頼できる」とお客様の声が今以上にいただけるよう、人材育成と品質向上に努めていきたいと思っています。